「わかりました」の韓国語!礼儀をわきまえたフレーズ5つ

韓国では日本に比べて、年長者や社会的地位、立場が高い人に対しての態度や言葉を重要視することは、韓国ドラマなどを見ていてもひしひしと伝わってくると思います。
韓国では会ってすぐに相手の年齢を尋ねるのは、年齢によってその先どのような言葉使いで話していくかを決めるためで、自分よりも目上の人からの依頼やお願いには従うのが韓国社会の文化です。
また、軍隊に入ると、年齢ではなく「等級」で上下関係が決まるので、自分よりも年は下であっても、先に入隊していた人に絶対服従をしなくてはいけない、というのも韓国人の男性からよく聞く話です。
そこで、お願いされたときに言う「はい、わかりました」という言葉は欠かせません。
この記事では、「わかりました」を意味する韓国語について、具体的な例文や注意点も交えながら詳しくお伝えします。

最もかしこまった「わかりました」

예,알겠습니다.(イェ アルゲッスムニダ)

上下関係の意識の強い韓国では、目上の人から何かをお願いされたときに、きちんとかしこまった挨拶が肝心となり、その時に使うのがこの表現です。
(イェ)は、「はい」の一番丁寧な言い方で、알겠습니다(アルゲッスムニダ)は「分かる」を意味する아르다(アルダ)が原形で、語尾を겠습니다(ゲッスムニダ)としています。
(ゲッ)をつけることで言い回しが柔らかくなり、より自然な表現になります。
もちろん、(イェ)だけ、もしくは、알겠습니다(アルゲッスムニダ)だけでも使うことが出来ます。
また、語尾を습니다(スムニダ)でなく、알겠어요(アルゲッソヨ)と(ヨ)体にすると、少し親しい人に使う表現になります。
ただし、ビジネスの場などでは알겠습니다(アルゲッスムニダ)を使うほうがいいでしょう。
かしこまった、ピリッとした雰囲気の場で使うのであれば、語尾を短く「アルゲッスムニダッ」と発音すると、より格好よく聞こえます。

A:”빨리 출발하세요.(パルリ チュルバルハセヨ)”
B:”알겟습니다.(イェ アルゲッスムニダ)”
A:早く出発して下さい。
B:はい、わかりました。

A:”여기 청소하세요.(ヨギ チョンソハセヨ)”
B:”알겠습니다.(イェ アルゲッスムニダ)”
A:ここを掃除して下さい。
B:はい、わかりました。

이제야 엄마마음을 알겠어요.(イジャヤ オンママウムル アルゲッソヨ)”
やっと、お母さんの気持ちが分かります。

言い方に注意が必要な「わかりました」

알았어요(アラッソヨ)

「わかる」を意味する아르다(アルダ)を(ヨ)体にしたシンプルな言葉です。알겟습니다(アルゲッスムニダ)ほど、かしこまった表現ではありません。
ただ、알았어요(アラッソヨ)と棒読みで言うと、「そんなこと知っていますよ」「分かってますってば」というように、聞く人によっては冷たい印象に受け取られてしまうので、言い方に注意が必要です。
もちろん、イラっとしたきの表現で使いたいときはいいですが、そうでない場合には、上記のように알겠어요(アルゲッソ)と言う方が無難です。
また、フランクに言いたいときは「알았어(アラッソ)」を使うことができますが、どちらかというと親しい人に対しても、알겠어(アルゲッソ)を使う方がいいでしょう。

A:”열심히 공부해.(ヨルシミ コンブヘ)”
B:”알았어요 엄마.(アラッソヨ オンマ)”
A:一生懸命勉強しなさい。
B:分かっているよ、お母さん。

A:”5시에 도착할께.(タソッシエ トチャクハルケ!)”
B:”알았어.(ウン アラッソ)”
A:5時に着くよ!
B:うん、分かった。

 

メッセージを打つ時に若者が使う「わかりました」

ㅇㅋ(オーケー)

こちらは、話し言葉ではなく若者がLINEやメールなどの書き言葉で使います。
「OK(オーケー)」と打ちたいときに、通常だと「오케이(オーケイ)」と書きますが、その最初のだけを取って打ちます。
はアルファベットの「O」、は「K」の発音に当てられます。
これは、友人に対して使うのであれば全く問題ないですし、「こんな表現も知っているんだ」と驚いてもらえますが、目上の人に使うのは厳禁です。

A:”내일은 신촌에서 보자!(ネイルン シンチョネソ ポジャ)”
B:”ㅇㅋ(オーケー)”
A:明日はシンチョンで会おう!
B:オーケー!

 

「理解する」という意味合いの「わかりました」

이해하다(イヘハダ)

これは直訳すると「理解する」という意味になります。
알겠습니다(アルゲッスムニダ)は、人からお願いされたことに対して「かしこまりました」や「了解しました」という意志を表すための言葉ですが、こちらは音楽や文学、芸術などを鑑賞してその内容や良さを知ったり、相手の気持ちを汲み取ったり、態度を理解したりという意味合いで使うことの多い表現です。

문의를 이해하다.(ムンウィル イヘハダ)”
文意を汲み取る(分かる)

음악을 이해하다.(ウマグル イヘハダ)”
音楽が分かる。

여자마음 이해해야지.(ヨジャマウム イヘヘヤジ)”
女の子の気持ち、分からなくちゃ(理解しなくちゃ)

家臣が王さまに使うような、「わかりました」

분부대로 하겠습니다(ブンブデロ ハゲッスムニダ)

日本の人気ドラマ「家政婦のミタ」では、主人公の「承知しました」と言う言葉が流行しました。
このドラマの韓国版が2013年に「수상한 가정부(スサンハン カジョンブ)「あやしい家政婦」」というタイトルで放送されたのですが、その時にチェ・ジウ演じる主人公が使ったのが、「분부대로 하겠습니다(ブンブデロ ハゲッスムニダ)」です。
韓国語では、日本語の「承知しました」に合致する言葉というと、알겠습니다(アルゲッスムニダ)になりますが、それではこのドラマで使われている独特な雰囲気が出ないということで、普段あまり使わない분부대로 하겠습니다(ブンブデロ ハゲッスムニダ)が採用されたようです。
분부대로(ブンブデロ)は、「仰せの通りに」という意味になり、直訳すると「仰せの通りに(言いつけの通りに)致します」という意味になります。
この言葉は、昔王さまに対して家臣が使うような表現なので、ドラマで注目を集めた以外は普段はあまり使いません。

분부대로 하겠습니다(イェ ブンブデロ ハゲッスムニダ)”
はい、わかりました。(仰せの通りに致します)

 

まとめ

上下関係の厳しい韓国社会では、「はい、わかりました」という言葉は重要な言葉ですが、仲の良い人とはこの限りではありません。
もちろん、親しき仲にも礼儀ありではありますが、韓国の人達は一度仲良くなると、友達でも家族のように良い意味で気を遣わないようになります。
「ㅇㅋ」と気軽にメッセージを送れるような韓国人のお友達が出来ると、韓国語の勉強はもっと楽しくなるかもしれませんね。