韓国人は気性が荒い?本当の理由を知ったら納得【特徴と背景】

韓国人と日本人は民族的には最も近い民族だとされています。しかし、日本人に見られる国民性は奥ゆかしさや遠慮である一方、韓国人の国民性は気性の荒さや自己主張の強さが目立つ傾向にあります。この違いで韓国を嫌いになってしまう人も多いように思いますが、そうなった理由はしっかりとあるんですね。お互いの違いを知る事がまずは多様性の始まりです。どうして韓国人がそういう国民性になったのか見ていきましょう。

韓国人の性格

まず韓国人の性格の特徴についてです。あくまでそういう傾向の人が多いというだけなので全員がそうであるという事ではないことは分かっておきたいですね。

喜怒哀楽の表現が激しい

韓国の人は仲間意識が非常に強いです。裏を返せば敵には強く反発するという事ですね。
仲間内に自分の誠意や努力を表現する時にオーバーリアクションをする方が伝わりやすいので、喜怒哀楽の表現が激しい傾向があります。

思ってる事が顔に出る

基本的に思ってる事を隠してもあまり意味がありません。仲間にも敵にも自分が思ってる事は伝えたいのですぐに表情に出ます。また心情を見抜かれることに対して日本人のように警戒心はありません。自分が第三者に興味を持たないのと同様で、他人もまた(第三者である場合)自分に興味がないと考えるようです。

自分の意見をはっきり主張する

これも同じような事ですが、日本人のように意見を濁したりごまかしたりする雰囲気はありません。言いたいことを伝える事が何より大事な事ですし、周りもそういう雰囲気なのでごまかして言い負けてしまう事を嫌がります。

学歴社会である

韓国はご存知のように日本よりも「学歴社会」です。学歴が高いか低いかで人生の半分以上が決まると言っても過言ではないほどの社会です。いい大学を卒業すると有名企業での就職が保証されていたりもします。

競争心が強くて負けず嫌い

またルックスについても同様のことが言えます。イケメンや美女が日本では考えられないほど得をする社会です。立身出世を考える場合、ルックスもかなり重要な要素になるため、整形は手段のひとつなので特に嫌悪感はないのでしょう。
誰かに負ける事は自分が立派になっていくためにあってはならないことで、自分の仲間や民族のためにも負けるわけにはいかないという気持ちが後押ししてさらに負けず嫌いになっていきます。

遠慮がない

オーバーリアクションや大きな声は仲間内で自分の考えを伝える時に必要な事です。また、仲間でも敵でもない第三者には興味がありません。ですので仲間に自分の考えを伝える事が最優先になるので、それ以外のことには遠慮がないように映るのです。

人の目を気にする

競争心が強いという事は「人との優劣を非常に気にする」という事になります。人から自分はどう見られているか、周りからの評価が常に気になります。学校の勉強に対する親の期待や立身出世に対する仲間の期待などのプレッシャーは相当あるようで、これらがストレスになる人も結構いるようです。

見栄を張る

当然、周りから見える自分は優れていなければなりません。会社での出世や学校内での人気や地位、スポーツの世界においても自分を立派に見せることはかなり優先されます。能力が同等である場合、こういうところでの差が大きく結果を変えてしまう社会だからです。

愛国心が強い

韓国人は愛国心が比較的強い国民であると言えるでしょう。社会的な所属意識や文化としての集団生活が愛国心を強くする要因となっています。歴史的に他国からの侵略や政治の混沌などがその背景に色濃くあるように思います。

欧米文化が好き

愛国心と少し矛盾していますが、欧米文化が好きな事も確かにあるようです。日本も欧米人に対する一種の憧れがあるように韓国にも同様にあります。特にルックスに対する執着心は日本よりも強いので欧米人に対する憧れはその分強いです。

過去には政治の私物化など政治的混乱が社会問題となっていた時代が長く続いた歴史もあります。そういったことへの反論的な要素もあるのではないかと思います。

新しい技術が好き

政治的混乱が招いた負の面のもうひとつとして、韓国の近代化の遅れもよく言われる事です。仲間内の利害関係ばかりが取り沙汰されてしまった結果、外国からの知識・技術や文化などの国内への流入に目を向けられなかったのです。しかし、最近の変化が示しているように、どんどん技術が進歩しており特にIT技術に関しては日本よりはるかに身近です。
最新機器に対する興味はとても高く、スマホなどを手掛けるSamsungは今やグローバル企業となりました。

目上の人や年配者へ敬意を払う

韓国での社交の場では、目上の人の前でのマナーとして、

  • 煙草を吸ってはいけない
  • 食器を持ち上げてはいけない
  • お酌をするときは脇を押さえる

など細かいマナーがあります。
これらも儒教の教えがベースとなっているのです。

困っている人を助ける

韓国は儒教の特色が強い国です。儒教の老人を大切にするという教えから文化的に根付いたものでしょう。
目上の人に対する敬意はとても素晴らしい国民性です。

男尊女卑

儒教では「武よりも文を重んじる」という気風があります。近代以前では武力での争いが絶えませんでしたが、近代では争う方法が武力ではなく政治的交渉に変わりました。これが政治的な権力争いにつながった要因でもあります。また家父長制度のように男性が社会の中心であるような考えも儒教の教えの現れです。これらに加え現在も存在する徴兵制に見られる国の制度的な背景もあり、男性は女性よりも優れているという感覚や責任が重いというような感覚が韓国国内はまだ強いようです。

これらが性格の特徴として挙げられます。
では、背景的にはどのようなものがベースとなっているのでしょう。韓国の歴史をひも解くといろんな事が背景にあるのがよく分かります。韓国人の気質や性格のベースとなった背景とはどんなものか見ていきましょう。

韓国人の気性の荒さの背景とは

韓国人の気性の激しさや性格の要因となったものはいろいろとあります。歴史的な事から生活に密着した事までさまざまです。
まずは地理的な要因です。日本は島国ですので他国からの侵略は世界的に見てもかなり少ない方です。一方韓国は半島ですので、大陸と陸つなぎで他国と隣り合っています。当然そこに争いや侵略が起こります。そうった侵略を戦わずに避けるために交渉術は大切な能力だったのでしょう。
また宗教的な背景もあります。韓国はもともとは仏教国だったという説もありますが、その後儒教国になったのは中国が侵略してきたからなのです。儒教はもともと中国の宗教です。
こういった歴史の名残は今の徴兵制にあります。過去の侵略に対する争いから軍国主義が国民の義務になりました。兵役の制度は学歴社会や競争意識にも影響したのではないでしょうか。また芸能人や娯楽に求める要素もこういったことが背景にあるものをよく見かけます。韓国アイドルはまさにその象徴的存在です。

あとがき

こうして見てみると韓国人の気性の荒さも理解ができますね。国際的に仲が悪いと言われますが、全ての韓国人が日本人を嫌っているわけではありません。もちろん大部分の日本人も韓国人が嫌いではないでしょう。ただ、一部の人の中での不仲があるのも確かで、それがメディアに乗ってしまうとあたかも大多数の意見に聞こえてしまったりして誤解を招くのでしょうか。隣の国でありいちばん近い民族同士として日本と韓国はもっと仲良くしていきたいですね。