「どうしたの」の韓国語!相手を思いやる優しい言葉5つ

「ウェグレ?」や「オットケテンゴヤ?」など、韓国ドラマやバラエティー番組を見ていると、よく耳にする言葉があると思いますが、この二つはどちらも「どうしたの?」という意味の言葉です。
この記事では、「どうしたの」を意味する韓国語について、具体的な例文も交えながら詳しくお伝えします。
この言葉のポイントは、あまり文法や発音にとらわれずに、一つのフレーズとして覚え、ドラマに出てきた時の話し方を真似して使うことです。
日常会話でよく使われ、相手を思いやる気持ちを表現できる素敵な言葉、「どうしたの?」を覚えて、より親密なコミュニケーションを実現させましょう。

いろんな場面で使える表現

왜이래?(ウェイレ?)・왜그래?(ウェグレ?)

(ウェ)は、直訳すると「なぜ?」や「どうして?」という意味で、そのあとにつける言葉によって、「どうしたの?」と聞く言葉になります。
一般的によく使われる言葉は、왜이래(ウェイレ)や왜그래(ウェグレ)です。
厳密に言うと、왜이래(ウェイレ)の(イ)は「この」という意味で、왜그래(ウェグレ)の(ク)は「その」という意味なので、それぞれ「なぜ、こうなの?」と「なぜ、そうなの?」となりますが、韓国人もこの二つを細かく気にして使っている訳ではありません。
嬉しそうな顔をしている人に対して、「何かいいことあった?どうしたの?」と言う意味でも使えますし、浮かない顔をしている人に「あれ?大丈夫?どうしたの?」と使うことも出来ます。
また、ビックリする出来事が起こったときに、誰かに尋ねるという訳でなく独り言としても使えます。
「急にどうしたの?」や「突然どうしたの?」と聞きたい時は、「갑자기(カプチャギ)」という言葉を前に付けてると、自然な表現になります。

갑자기 왜이래(カプチャギ ウェイレ?)”
突然、どうしたの?

오늘 날씨 왜이러지(オヌル ナルシ ウェイロジ?)”
今日の天気、どうしたんだろう?

왜그래(ノ ウェグレ?)”
あんた、どうしたの?

 

韓国ドラマでもよく聞く表現

웬일이야(ウェンニリヤ)

웬일이야(ウェンニリヤ)は、それだけで「どうした、なにごとだ」という意味を持ちます。
目上の人に使う時は、웬일이에요?(ウェンニリイェヨ)「どうされましたか?」となり、友人に聞く時には、웬일이야?(ウェンニリヤ)「どうしたの?」となります。
韓国のドラマをよく見る人は、「웬일이에요?(ウェンニリヤ?)」というフレーズが耳に残っているかと思いますが、この言葉がまさにそれです。
表記をする時に、(ウェン)と間違われがちですが、「どうしたの?」と聞く時は、(ウェン)ではなく(ウェン)が正当です。
ちなみに、どちらも発音は同じなので、韓国人でも発音に惑わされて왠일(ウェンニル)と書いてしまう人がいるようです。

선생님 웬일이에요(ソンセンニム ウェンニリエヨ?)”
先生、どうされましたか?

이게 웬일이야(イゲ ウェンニリヤ?)”
これ、どうしたの?

어머어머 웬일이니(オモオモ ウェンニリニ~)”
あらあら、どうしたの~!

理由を聞きたい時に使う表現

무슨(ムスン)

무슨(ムスン)は、直訳すると「何の」という意味を表し、「こと」を表す(イル)を後ろにつけて무슨일있어?(ムスンニリイッソ)とすると、「どうしたの?」と尋ねる言葉になります。
直訳すると、「何かあったの?」となります。
무슨일있었니?(ムスンニリイッソッニ)のように語尾を「?(ニ)」にすると、より親しみを込めた表現にすることも出来ます。
目上の人に「どうしたのですか?」と聞く時は、무슨일이에요?(ムスンニリイェヨ)と丁寧語にしましょう。
また、この言葉の前に、「一体」と言う意味の도대체(トデチェ)を付けると、「一体どうしたの?」と意味を強めることも出来ます。
他にも、무슨(ムスン)のあとに、「言葉」を表す(マル)や「音」を表す소리(ソリ)を付けると、聞いたことに対して「どういうこと?」や「どういう意味?」と、その理由を聞きたい時に使う表現になります。

설아야,무슨일이있니(ソラヤ ムスンニリインニ?)”
ソラ、どうしたの?

부장님 무슨일이에요(ブジャンニム ムスンニリエヨ?)”
部長、どうしたのですか?

야, 도대체 무슨말이야(ヤ トデチェ ムスンマリヤ)”
おい、一体どういう意味だ

 

驚いた時に使える言葉

어떻게 된거야?(オットケ テンゴヤ?)

この言葉も、韓国ドラマを見ているとよく耳にする言葉だと思います。
直訳すると、어떻게(オットケ)は、「どう」、된거야(テンゴヤ)は「なっている」という意味になり、まさに「どうした?」「どうなっているんだ?」という意味になります。
相手に聞くというよりは、予想もしていなかったことが突然起こって驚いたときや、状況がよくつかめていない時に、ついつい口から出てくる言葉です。
嬉しい驚きにも、悲しい驚きにも、衝撃的な驚きにも使え、リアクションとして使用されることが多いです。
目上の人に対して使う時は어떻게 된거에요?(オットケ テンゴエヨ)と丁寧な言い方にしましょう。
ちなみに、韓国人が困った時などによく使う「オットケ」という言葉は、発音は同じですが文字にするときは「어떡해(オットケ)」と書きます。
어떡해(オットケ)」は、「어떻게 해(オットケ ヘ)」が短くなった言葉で、更に「어떻게(オットケ)」は「어떻다(オットッタ)」の副詞形ですので、区別が必要です。

아이고 어떻게 된거야(アイゴ オットケテンゴヤ?)”
おや、どうしたんだ?

사장님, 어떻게 된거에요(サジャンニム オットケテンゴエヨ?)”
社長、どうしたんですか?

뭐야?어떻게 된거지(ムォヤ?オットケテンゴジ?)”
何だ?どうしたんだ?

相手の体調を気遣う時の表現

어디 아파요?(オディ アパヨ?)

相手の体調が悪そうに見えた時に使う言葉です。
直訳すると「どこか具合悪いの?どこか痛いの?」ですが、意味は「どうしたの?大丈夫?」になります。
もしこの言葉を聞かれた場合には、「머리가 좀 아파서…(モリガ チョン アパソ)「頭が痛くて…」」などと返事をしましょう。

혜원아 어디 아퍼(ヘウォナ オディアッポ?)”
ヘウォン、どうしたの?体調悪いの?

팀장님 혹시 어디 아프세요(ティームジャンニム ホクシ オディ アップセヨ?)”
リーダー、どうされました?

 

どうしたの?と聞かれて答えられないとき

큰일이 났다(クンニリ ナッタ)・말도 안돼(マルド アンデ)

また、「どうしたの?」と聞かれた時に、何か具体的に説明することもあると思いますが、具体的に説明するのが難しい状況や、その原因を濁したい時、また説明する余裕もないくらい自分も驚いている時などに、韓国人がよく使う表現がいくつかあります。
まず、큰일이 났다(クンニリ ナッタ)です。これは「大変なことになった」という意味です。「困ったなぁ」という意味合いで使います。
また、말도 안돼(マルド アンデ)も、よく使われる言葉の一つです。
「言葉にならない。なんと言ったらいいやら。」という意味で、嬉しい時や悲しい時、起こった時にも使います。

A:”무슨 일이야?(ムスン ニリヤ)”
B:”정말 큰일이 났다…(チョンマル クンニリ ナッタ)”
A:どうしたの?
B:本当に大変なことになった…

말도 안돼 나도 몰래 너를 사랑하게 됐어(マルド アンデ ナド モルレ ノル サランハゲ テッソ)” – Younha – 말도 안돼 (Cant Believe It)
信じられない私もコッソリあなたを好きになった

 

まとめ

「どうしたの?」は、相手の状況を聞いたり、心配な時はぜひ積極的に使いたい言葉ですね。
驚いた時や、想定外のことが起こった時に、「어떻게 된거야?(オットケ テンゴヤ)」が自然と出てくれば、もう完璧です。
ドラマでもよく耳にすることが多いフレーズですが、年齢や立場によっては丁寧な言葉にすることを忘れないようにしてください。