「すみません」の韓国語!謝罪や声かけで使えるフレーズ7つ

普段の日常生活で意識してなくても「すみません」を連発していると感じたことはありませんか?相手に迷惑をかけてしまって謝罪をする時はもちろん、お店で店員さんを呼びたい時や「失礼します」と断りをいれたい時など、いろんな場面で使っている人が多いと思います。
韓国に旅行に行った時や、韓国人と話をするときも、その「すみません」をさりげなく使えるようになったら便利ですよね?
この記事では、「すみません」を意味する韓国語について、具体的な例文も交えながら詳しくお伝えします。
実は韓国語ではその状況によって全く違う言葉を使うこともあるので、まとめて覚えてしまいましょう。

丁寧な謝罪の言葉

죄송합니다(チェソンハムニダ)

「すみません」と言う言葉を一番よく使う状況としては、何か相手に迷惑をかけてしまって、それをお詫びする時です。
죄송합니다(チェソンハムニダ)と言えば、「申し訳ございません」という丁寧な謝罪の言葉になります。
待ち合わせの時間に遅れてしまった時や、約束通りに書類の提出が出来なかった時などに使います。
さらに、죄송합니다(チェソンハムニダ)の前に「心から」の意味を持つ진심으로(チンシムロ)を加えると、より深い謝罪の意を表すことが出来ます。
日本語では「申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を過去形にして使うこともありますが、韓国語では죄송했습니다(チェソンヘッスムニダ)のように、過去形にして使うことはあまりありません。

진심으로 죄송합니다.(チンシムロ チェソンハムニダ)”
心からお詫びいたします。申し訳ございません。

늦어서 죄송합니다.(ヌジョソ チェソンハムニダ)”
遅れてすみません。

정말 죄송해요.(チョンマル チェソンヘヨ)”
本当にすみません。

 

柔らかい謝罪の言葉

미안합니다(ミアナムニダ)

죄송합니다(チェソンハムニダ)よりも「ごめんなさい」に近い表現に미안합니다(ミアナムニダ)があります。
こちらも謝罪を表す言葉ですが、죄송합니다(チェソンハムニダ)よりも丁寧過ぎない柔らかい表現として使われることの多い言葉です。
미안해(ミアネ)とラフな感じで言ったり、若者の間では미안(ミアン)などと略して使うことも多く、「ㅜㅠ」のように涙を流しているように見える顔文字と共に使うこともあります。

답장이 늦어서 미안해요.(タプジャンイ ヌジョソ ミアネヨ)”
返事が遅れてすみません。

못가서 미안해요.(モッカソ ミアネヨ)”
行けなくてごめんなさい。

오늘은 약속이 있어서…미안.(オヌルン ヤクソギ イッソソ…ミアン)”
今日は約束があって…すまん。

自分の非を認めて、謝罪する表現

잘못하다(チャルモッタダ)

何か喧嘩や言い争いをしたあと、その相手に謝罪をする時の言葉です。
直訳すると、「間違っていました」という意味になります。
ただし、上辺だけ反省をして謝罪をするのではなくて、自分の非を認めて許しを請うときや懺悔するときの表現です。

내가 잘못했어.용서해줘.(ネガ チャルモッテッソ ヨンソヘジョ)
私が間違っていた。許してくれ。

부장님. 제가 잘못했어요.(ブジャンニム チェガ チャルモッテッソヨ)
部長、私のミスです。すみません。

 

人に声をかける時の表現

실례합니다(シルレハムニダ)

他人同士が会話をしている間に要件を伝えたいときなど、どうしても相手に話しかけたいとき、突然話しかけるのではなく、一言声を「すみません」と声をかけると思います。
韓国語でこのときに使う言葉が、실례합니다(シルレハムニダ)です。
直訳すると「失礼します」という意味になり、日本語と同様に謝罪の言葉というよりは声かけで使うフレーズになります。
また、会社で他の人よりも先に退社する時には、먼저 실례합니다(モンジョ シルレハムニダ)というと「お先に失礼します」の意味にもなります。

실례합니다.시간이 좀 괜찮으세요?(シルレハムニダ シガニ チョム ケンチャヌセヨ?)”
すみません。お時間少しよろしいですか?

실례합니다.전화가 왔는데요….(シルレハムニダ チョナガ ワンヌンデヨ…)”
すみません。電話がかかってきているのですが…

 

人を呼ぶときの表現

저기요(チョギヨ)・ 여기요(ヨギヨ)

レストランや居酒屋、ショッピングモールなどで、店員さんを呼んで注文したい時や、何かを聞きたい時、日本では、「すみません」と言って手をあげますが、韓国では저기요(チョギヨ)や여기요(ヨギヨ)と声をかけます。
これは、直訳すると、「あの」や「こっちです」という意味になります。
また、道に迷ってしまって道端で見知らぬ人に、声をかけるときも저기요(チョギヨ)と言います。
日本では店員さんを呼ぶときに「すみません」と声をかけることも多いですが、謝罪する訳ではないので韓国語で죄송합니다(チェソンハムニダ)を使うのは不自然になるので注意しましょう。

저기요!계산 해주세요!(チョギヨ~!ケーサン ヘジュセヨ!)”
あの~!お会計お願いします!

여기요!물 좀 주세요!(ヨギヨ~!ムル チョム ジュセヨ~!)”
すみません!ここに、お水下さい!

저기요…거기로 가고싶은데요…(チョギヨ…コギロ カゴシップンデヨ…)”
あの…ここに行きたいのですが…

おじさん、おばさんを呼ぶとき

아저씨(アジョシ)・아줌마(アジュンマ)・이모(イモ)

저기요(チョギヨ)などと同様に、お店で店員さんを呼びたい時に、声をかける対象の人が決まっていれる場合、その人に向かって「おじさん!」などと直接呼ぶこともできます。
아저씨(アジョシ)は「おじさん」、아줌마(アジュンマ)は「おばさん」を意味します。「おばさん」に関しては、より親しみを込めて、親族のおばさんのことを表す이모(イモ)という言葉を使うことも多いです。
ただし、お店で働いている人が若く、明らかにおじさん、おばさんと言える年齢ではない場合は、失礼になりますので저기요(チョギヨ)を使いましょう。

아저씨 주문 받으세요(アジョッシ チュムン パドゥセヨ)”
おじさん、注文お願いします。

이모!소주 한병 더 주세요!(イモ!ソジュ ハンビョン ト ジュセヨ!)”
おばさん!焼酎、もう一本下さい!

 

感謝の意味を表す「すみません」

감사합니다・고맙습니다(カムサハムニダ・コマッスムニダ)

相手に何かをしてもらって感謝しながらも「恐縮です」という意味を込めて「すみません」と言うことがあります。
例えば、混雑しているところで道を譲ってもらったり、飲み会の席で目上の人からお酒をついでもらったりした時です。
日本語では、とっさに「すみません」という言葉が出てしまいますが、韓国語の場合は感謝の気持ちを表現し、おなじみの감사합니다(カムサハムニダ)、고맙습니다(コマッスムニダ)を使います。
軽く会釈をすることで「恐れ入ります」という気持ちを伝えることも出来ます。

아,감사합니다.(ア、カムサハムニダ)”
(お酒をついでもらって)すみません、ありがとうございます
고맙습니다.(コマッスムニダ)”
すみません、ありがとうございます

 

まとめ

日本語では、あまり意識せずに「すみません」という言葉を使っている方が多いと思いますが、韓国語ではどういう意味で使うかによって、言葉が全く違ってきますので注意が必要です。
しかし、何かをお願いしたり、道を聞いたりしたい時に「あの…」と、声をかければ、優しい韓国の方々は必ず助けてくれます。
勇気を出してどんどん使いつつ、身につけていきましょう。