誰にでもミスするときはあるもの。失敗を踏まえて成長するためには、まずはちゃんと「ごめんなさい」ということが大事です。
この記事では、「ごめんなさい」を意味する韓国語について、具体的な例文も交えながら詳しくお伝えします。
謝るシチュエーションによってそれぞれ使い分け、相手に失礼のない謝罪の言葉を届けましょう。
一般的によく使われる「ごめんなさい」
미안합니다(ミアンハムニダ)
韓国語に興味がある方は一度ぐらいは聞いたことのある言葉ではないでしょうか。
미안(ミアン)を漢字では「未安」と書き、相手に対し気が休まらない状態を言います。
미안합니다(ミアンハムニダ)は、ごめんなさいと同年代の友人や後輩に使う場合は、タメ語の表現として、미안(ミアン)と言うことができます
죄송합니다(チェソンハムニダ)とともに一番よく使われる謝りのフレーズの一つなので、ぜひ覚えてください。
“늦어서 미안!(ヌジョソ ミアン)”
遅れてごめん!“그 일은 정말 미안하게 됐어요.(グ イルン チョンマル ミアンハゲ デッソヨ)”
そのことは本当に申し訳ありません“미안해요. 그건 제 책임이에요.(ミアンヘヨ.グゴン チェ チェギミエヨ)”
ごめんなさい。それは私の責任です
もう一つの一般的な「ごめんなさい」
죄송합니다(チェソンハムニダ)
미안합니다(ミアンハムニダ)とともに、よく使われる謝りのフレーズです。
죄송(チェソン)を漢字では、「罪悚」と書き、恐縮や恐れ多いという意味になります。
미안합니다(ミアンハムニダ)と意味は同じですが、ニュアンスのせいか、実際には目上の人に使うことが多いです。
また、ネット用語として합니다(ハムニダ)を外して「죄송(チェソン)」と使うことがありますが、正しい表現ではないので、会話では使わないほうがいいでしょう。
“죄송해요. 그건 안되겠어요.(チェソンヘヨ.グゴン アンデゲッソヨ)”
すみません。それはダメです“정말 죄송하지만, 사양하겠습니다.(チョンマル チェソンハジマン、サヤンハゲッスムニダ)”
本当に申し訳ございませんが、遠慮させていただきます“불편을 드려 대단히 죄송합니다.(プルピョンヌル ドゥリョ テダニ チェソンハムニダ)”
ご迷惑をかけてしまい、大変申し訳ございません
謝りたいと伝えたいとき
사과드립니다(サグァデゥリムニダ)
사과(サグァ)を漢字では「謝過」と書き、日本語の「謝罪」と同じように使われる言葉です。
「~する」という意味の~하다(ハダ)をつけて、「謝罪する」、「謝る」という意味になります。
また、드립니다(ドゥリムニダ)は「申し上げる」という意味で、これを使うととても形式的な言葉になり、「謝罪いたします」や「お詫びいたします」という意味になります。
普段の会話でも使いますが、どちらかというと公の場でよく聞くフレーズです。
“진심으로 사과드립니다.(チンシムロ サグァドゥリムニダ)”
心からお詫びいたします“그건 내 실수였어. 사과할게.(グゴン ネ シルスヨッソ.サグァハルケ)”
それは僕のミスだった。謝るよ“저 때문에 기분 나쁘셨다면 사과드려요.(チョ テムネ キブン ナプショッタミョン サグァドゥリョヨ)”
私のせいで機嫌を損ねましたら、謝ります
失礼しますと言いたいとき
실례합니다(シルレハムニダ)
실례(シルレ)は韓国語で「失礼」という意味で、실례합니다(シルレハムニダ)は「失礼します」という意味になります。
主に初対面の人や仕事上の関係などでよく使う言葉で、業務上で謝ることがあったり、お願いしずらいことがあったら、실례(シルレ)を使って話を進めましょう。
ただし、親しい仲では、실례(シルレ)よりも미안(ミアン)を使うのが一般的です。
また、謝るときも意外にも、日本語の「お邪魔します」という意味でも使われることもあります。
“실례지만, 방금 뭐라고 말씀하셨죠?(シルレジマン、パングム モラゴ マルスムハショッチョ)”
失礼ですが、今なんと言いました?“실례를 무릅쓰고 하나만 질문드립니다.(シルレルル ムルッスゴ ハナマン チルムンドゥリンニダ)”
失礼なのはわかりますが、一つだけ質問させていただきます“잠깐 실례할게요.(ジャムカン シルレハルケヨ)”
ちょっとお邪魔します
過去の過ちを謝りたいとき
잘못했습니다. (チャルモッテスムニダ)
잘못(チャルモッ)は、自分が犯した「過ち」や「間違い」を意味し、「~をした」という意味の했다(ヘッタ)をつけて、謝る時によく言う言葉となります。
잘못하다(チャルモッタダ)のように、現在形としては使われない特徴があります。잘 못하다(チャル モタダ)は、「うまくできない」という意味になり、謝る言葉ではなくなってしまうので注意しましょう。
また、「~である」という意味の、이다(イダ)をつけて、잘못이다(チャルモシダ)とすると、「~のせいだ」という意味になります。
語尾によって意味が変化するので、気をつけて使いたい言葉です。
“그 땐 제가 잘못했어요.(ク テン チェガ チャルモッテッソヨ)”
あの時は私が悪かったです“잘못했어. 한번만 봐주면 안 될까?(チャルモッテッソ.ハンボンマン パジュミョン アン デルカ)”
悪かった。今回だけ大目に見てくれないか?“반박할 여지도 없이, 다 내 잘못이야.(パンバカル ヨジド オプシ タ ネ チャルモシヤ)”
議論するまでもなく、全部僕のせいだ
許しを得たいとき
용서해 주세요(ヨンソヘ ジュセヨ)
용서(ヨンソ)は「容赦」を意味し、漢字で書くと「容恕」になりますが、意味は同じです。
謝るときは、後ろにくださいを意味する、주세요(ジュセヨ)をつけて、용서해 주세요(ヨンソヘ ジュセヨ)とし、「許してください」の意味になります。
「許す」を関する韓国語にはほとんど용서(ヨンソ)を使うので、覚えておけばコミュニケーションにとても役立つ言葉です。
“한번만 용서해 주세요.(ハンボンマン ヨンソヘ ジュセヨ)”
一度だけ許してください“이제 용서해 주면 안돼?반성하고 있어.(イゼ ヨンソヘ ジュミョン アンデ?バンソンハゴ イッソ)”
もう許してくれない?反省してるよ“용서해 주신다면 은혜 잊지 않겠습니다.(ヨンソヘ ジュシンダミョン ウンヘ イッジ アンゲッスムニダ)”
許して下さるなら御恩は忘れません
真剣に謝る言葉
드릴 말씀이 없습니다.(ドゥリル マルスミ オプスムニダ)
言い訳も出ないほどの悪いこと、残念なことがある時使うフレーズです。
드릴(ドゥリル)は「申し上げる」という意味で、말씀(マルスム)は「お言葉」を意味する謙譲語で、「申し上げる言葉もございません」という意味になります。
謝り方の中でもとても強いニュアンスを持っている言葉です。そのため少々のことでは使わず、会話よりも主にわび状などの文書で使用されます。
大きな過ちを犯してしまったときの言葉と覚えておきましょう。
“지금은 드릴 말씀이 없습니다.(チグムン ドゥリル マルスミ オプスムニダ)”
今はお詫びの言葉もございません“이 사건에 대해서는 뭐라 드릴 말씀이 없군요.(イ サコネ テヘソヌン モラ ドゥリル マルスミ オックンニョ)”
この事件については、何とも申し訳ありません
大罪を犯してしまったとき
죽을 죄를 지었습니다(チュグル チェルル チオッスムニダ)
죽을 죄(チュグル ジェ)は、「死罪」を意味する韓国語です。言葉でわかるよう、普段は使わないほど強いニュアンスを持っています。
지었습니다(チオッスムニダ)は、「犯しました」という意味で、直訳すると「死ぬほどの罪を犯しました」となります。
使うことは滅多にありませんが、たまたま冗談で言うことがあります。
“제가 죽을 죄를 지었습니다.(チェガ チュグル チェルル チオッスムニダ)”
私が死ぬほどの罪を犯してしまいました“정말이지, 내가 죽을 죄를 졌다 졌어.(ジョンマリジ ネガ チュグル チェルル チョッダ ジョッソ)”
まったくの話、俺が悪いことをしたよ
まとめ
韓国語にはいろんな謝り方がありましたね。
間違って悪いことをしたときは、今後のためにもちゃんと謝ることは大事です。
「ごめんなさい」の韓国語を覚えて、ミスしたときはしっかり謝りましょう。良い関係を持続させる秘訣です。